“簡単な”OS インストール方法とは？

製品開発は立ち上げに時間がかかる。そう思っていませんか？
Toradexならオペレーションシステムやアプリケーションを選択してインストール出来る
「Easy installer」を使用する事により、ソフトウエア開発のスタートダッシュが出来ます。
次の様に、簡単な手順でLinuxコマンドが打てるようになるのです。

目次

1.はじめに
2.事前準備
3.接続方法
4.OSインストール
　4-1. Easy installer がインストールされている場合
　4-2. Easy installer を再度インストールする場合

1.はじめに

本手順書にはEasy installerを用いたOS インストール方法を記載しています。
手順に従ってインストールを行って下さい。(使用製品：Apalis i.MX6Q 2GB IT V1.1B)

2.事前準備

本手順書では下記を用いてOSのインストールを行います。
※括弧内は今回使用するToradex製品
　ソフトウエアは事前にインストールを行って下さい。

　ハードウエア
◆ Toradex製品
・CPUモジュール ( Apalis i.MX6Q 2GB IT V1.1B )
・キャリアボード ( Apalis Evaluation Board ) ※ I/Oボード
・ディスプレイ ※DVI出力可能な製品
・DVI to DVI ケーブル
・LAN ケーブル
・USB A ( マウス )
・アクセサリーキット
　- USB A to B ケーブル
　- USB A to Micro B ケーブル
　- AC/DC パワーアダプター

ソフトウエア
◆ エミュレーター
・Tera Term
　URL：(  https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/utf8teraterm )
◆ リモートデスクトップ接続
・VNC Viewer
　URL：( https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer )

3.接続方法

① CPUモジュールをキャリアボードに斜めに挿入します。
　この時、赤丸で囲った箇所が正しく装着出来ているか確認します。

4-2. Easy installer を再度インストールする場合

１度Easy installerを使用し、OSをダウンロードすると、Easy installerは使用できなくなります。
これは、Easy installerの保存領域を、インストールするOSで上書きするため起こります。
※ メモリ領域の節約のためにこのような処理が行われます。
再度、Easy installerを利用したい場合は、Easy installerをインストールする必要があります。

① ” 3.接続方法”で接続した様にケーブル類を接続した後、Tera Termを立ち上げ、シリアル接続で登録します。

② baudレートを変更します。( 設定 → シリアルポート → スピード → “115200” )

③ Easy installerをインストールする為、recovery modeへ遷移させる必要があります。
 　パワースイッチを押した後、直ぐに接続しているPCのエンターキーを押し、recovery modeへ遷移させます。

④ Tera Term上でbmode usbコマンドを打ち、接続しているPCよりrecovery アプリを立ち上げます。
　 ※下記より該当モジュールのイメージをダウンロード後、” recovery-windows.bat “を立ち上げます。
 　( https://developer.toradex.com/knowledge-base/toradex-easy-installer-os-and-demo-images )

⑤  “ Welcome to The Toradex Easy Installer “ と表示が出たら成功です。
　 ※ 注意：現段階ではプログラムはRAMに展開されている為、
 　 　電源を落とす、リセットを行うと手順③からやり直す必要があります。

⑥ 画像の様に、” Toradex Easy Installer “ を選択しインストールします。

⑦ ダウンロードが完了したら、ポップアップに従い、電源を落とします。

上記①～⑦の手順で、Toradex Easy Installerのインストールは完了です。

Toradex製品は、特に産業機器 ( 組み込み機器 ) を開発されるお客様に幅広くご好評をいただいております。
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